住宅ローンを組むために必要なものは?注意事項もご紹介!

流行にとらわれない家づくりを志す方々にとって、住宅ローンは大切なステップです。

しかし、ローンを組む際の必要書類や手続きは複雑で、何が必要なのかが分かりにくいものです。
本記事では、住宅ローン申し込みに必要な書類と、その際の注意事項をわかりやすく解説します。

□住宅ローンを組むときに必要なもの

住宅ローンの申し込みには、事前審査、本審査、契約という3つの重要なステップが存在します。
それぞれのステージで求められる書類が異なるため、適切な準備が必要です。

*事前審査の必要書類

住宅ローンの事前審査では、申込者の身分を証明するために身分証明書が必要です。
この身分証明書としては、運転免許証や健康保険証が一般的です。
これらはほとんどの人が日常的に携帯しているため、準備に手間はかかりません。

次に、前年度の収入を証明するために源泉徴収票が必要です。
会社員の場合は勤務先から、個人事業主や自営業者の場合は、直近3年間の確定申告書と付表の提出が求められます。

さらに、物件に関する概要資料や、他のローンの返済状況を示すための返済予定表や残高証明書も必要です。
これらの書類は、ローンの借り入れ能力や返済計画を判断するための重要な要素となります。

*本審査の必要書類

本審査の段階では、事前審査で提出した書類に加え、さらに詳細な情報が求められます。
ここで新たに必要となるのが、住民票と印鑑証明書(実印)です。

住民票は、現住所を証明する重要な書類であり、市区町村役場やマイナンバーカードを利用したコンビニのマルチコピー機で入手できます。
実印の印鑑証明書は、公的な取引において個人を正確に識別するために必要です。
さらに、購入する不動産に関する書類、例えば売買契約書といったものも提出が必要です。

*契約時の必要書類

最終段階である契約時には、これまでの審査段階で使用した書類に加えて、特に契約に関連する書類が求められます。
ここで初めて必要となるのが収入印紙、通帳、キャッシュカードです。

収入印紙は、契約書類に貼付するためのもので、郵便局で購入できます。
また、ローンを受ける金融機関の通帳とキャッシュカードも必要です。
これは、ローンの返済口座として利用されるため、もし該当の銀行に口座がない場合は、事前に口座開設をしておく必要があります。

□住宅ローンの必要書類に関する注意事項

住宅ローンの申し込みに際しては、いくつかの重要なポイントに留意することが求められます。

1:書類のコピーについて

住宅ローンを申し込む際、最初のステップとして行われるのが事前審査(仮審査)です。
この段階では、提出する書類のコピーで問題ありません。

しかし、この事前審査を通過し、本審査の段階に進むと、状況は変わります。
本審査では、書類の原本の提出が求められることが一般的です。
このため、住宅ローンの申し込みを検討している方は、必要書類の原本を事前に準備しておくことが重要です。

2:書類の有効期間

住宅ローンの申し込みにおいて重要なのが、書類の有効期間に関する注意です。
例えば、住民票のような書類には「発行から3ヶ月以内」という有効期間が設定されていることがあります。
また、本人確認書類としてパスポートを使用する場合には、パスポートの有効期間内であることを確認する必要があります。

そのため、審査に必要な書類を集める際には、各書類の有効期間についても確認し、最新の情報を提出するように心掛けることが大切です。

3:複数枚必要な書類

また、住宅ローンの審査や契約に際して、同一の書類を複数枚準備しなければならないケースもあります。
審査時と契約時でそれぞれ提出が必要になる書類が存在するため、あらかじめ複数枚の準備をしておくことがおすすめです。

特に、本人確認書類のコピー、健康保険証のコピー、印鑑証明書、住民票、売買契約書のコピー、重要事項説明書のコピー、販売パンフレットなどの図面は、複数回提出が必要です。

□まとめ

住宅ローンを申し込む際には、事前審査から契約に至るまで、さまざまな書類が必要となります。
これらの書類を正確に準備し、有効期間や提出形式に注意することが重要です。
この情報が、自分らしい家づくりを目指す皆さんの一助となれば幸いです。