固定資産税は坪数で変わるのか?基礎から解説します!

注文住宅を建てたり住宅を購入したりすれば、毎月の住宅ローンの返済に加えて、固定資産税の支払いも求められます。
そのため、可能な限り、最初の資金計画を立てる段階で、固定資産税の概算も把握しておきたいものです。
今回は、そもそも固定資産税とは何か、及び固定資産税は坪数で変わるのかについてご紹介します。

□固定資産税とは何か?

*固定資産税とは

固定資産税とは、毎年1月1日時点で建物や土地などの固定資産を所有する方が支払う税金のことです。
注文住宅を建てた際は、建物と土地の両方に固定資産税がかかります。

*固定資産税の計算方法について

建物や土地にかかる固定資産税は、所有する固定資産の課税評価額に標準税率となる1.4パーセントを掛けることで算出できます。
ここでいう固定資産の課税評価額とは、建物や土地の価値について自治体ごとの基準をもとに確認・評価した数値のことです。

また、課税評価額は、基本的には、通常の固定資産の評価額と同じ金額ですが、特例措置が適用される場合は、評価額に比べて低い金額となります。

*固定資産税の支払い方法について

固定資産税の支払い方法は、一括払いも用意されていますが、基本的には年4回に分けて支払います。

□固定資産税は坪数で変わるのか?

それでは、固定資産税は坪数で変わるのでしょうか。

結論から述べると、固定資産税は坪数で変わります。
以下では、税率が軽減される坪数について、建物編と土地編の2つに分けてご紹介します。

まずは、建物編についてです。
注文住宅を建てる際、居住面積が120平方メートルまでの場合は、新築後3年度分もしくは5年度分、固定資産税の税率が2分の1に軽減されます。
なお、120平方メートルは、坪数に換算すると約36坪となります。

また、居住面積が120平方メートルを超える分については、軽減されません。

次に、土地編についてです。
住宅用地としての土地の使用の際、200平方メートルまでの小規模な土地の場合は、固定資産税の税率が6分の1に軽減されます。
また、200平方メートルを超える一般的な土地の場合は、固定資産税の税率が3分の1に軽減されます。
なお、200平方メートルは、坪数に換算すると約60坪となります。

□まとめ

固定資産税とは何か、及び固定資産税は坪数で変わるのかについて解説しました。
そして、固定資産税は、規定の条件を満たすのであれば、建物と土地それぞれにおいて坪数で変わることが分かりました。
当社では、お客様に土地の状況からご要望をお伺いします。
注文住宅の建築をご検討中の方は、ぜひ当社までご相談ください。