玄関は、住まいの第一印象を決める大切な空間です。
特に、限られたスペースが細長い形状をしている場合、どのようにすれば快適で機能的な空間になるか、悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、工夫次第でその形状を活かし、使いやすく、そして洗練された印象の玄関に生まれ変わらせることが可能です。
空間の特性を理解し、適切なアイデアを取り入れることで、訪れる人を心地よく迎え入れる玄関を実現しましょう。
細長い玄関の使い勝手を良くするには?
収納を工夫する
細長い玄関では、収納スペースの確保が課題となることがあります。
壁面を最大限に活用し、天井まで届くような背の高い収納家具を設置することで、デッドスペースを減らし、多くの物をすっきりと片付けることができます。
奥行きが浅いタイプのシューズクローゼットを選んだり、壁に埋め込むタイプの収納を検討したりするのも良いでしょう。
また、扉のないオープンシェルフを利用して、よく使う小物やインテリア雑貨を飾るスペースを作ることも可能です。
傘立てやほうきなどを置く場所も、通路を妨げないよう工夫して配置することが大切です。
通路を広くする
通路に物が散乱していると、空間が狭く感じられるだけでなく、通行の妨げにもなります。
細長い玄関では、通路幅をできるだけ確保することが、広々とした印象を与えるために重要です。
置くものを厳選し、定位置を決めることで、通路を常にすっきりと保ちましょう。
壁際の収納を効果的に利用したり、床に直接置くもの(靴箱や傘立てなど)は、できるだけコンパクトなものを選んだり、壁に沿うように配置したりする工夫が有効です。
結果として、スムーズな動線を確保し、心地よい空間を作り出すことができます。

細長い玄関のデザインアイデア
明るい色で広く見せる
空間を広く見せるためには、明るい色使いが効果的です。
壁や天井、床には、白やオフホワイト、ベージュ、明るいグレーなどの淡い色調を取り入れましょう。
これらの色は光を反射しやすく、空間全体に明るさと広がりをもたらします。
床材に明るい木目調のものを選ぶと、温かみも加わり、より居心地の良い玄関になります。
壁にアクセントカラーを取り入れる場合も、鮮やかすぎる色よりも、落ち着いたトーンのものを選ぶと、空間に圧迫感を与えずに洗練された印象を演出できます。
縦のラインで高さを出す
細長い形状を視覚的に活かすためには、縦のラインを強調するデザインが有効です。
壁紙に縦のストライプ柄を取り入れたり、天井から床まで届くような、背の高い観葉植物やアートパネルを配置したりすることで、天井が高く感じられ、空間に奥行きと広がりが生まれます。
また、縦長のミラーを設置することも、同様の効果が期待できます。
照明計画においても、ペンダントライトやダウンライトを効果的に配置し、空間に立体感を持たせることで、より印象的な玄関になります。
鏡で奥行きを出す
鏡は、空間に奥行きと広がりを感じさせる魔法のようなアイテムです。
細長い玄関の壁面に、姿見やデザイン性の高いウォールミラーを設置することで、視覚的に空間を拡張する効果が得られます。
特に、玄関の奥行き方向に沿って鏡を配置すると、その効果はさらに高まります。
鏡の周りに間接照明を配置したり、鏡自体に装飾が施されているものを選んだりすることで、単に広く見せるだけでなく、空間に豊かな表情と洗練された雰囲気をもたらすことができます。
まとめ
細長い玄関は、その形状ゆえに使い勝手やデザインに悩むこともあるかもしれませんが、工夫次第で魅力的な空間へと変えることが可能です。
収納スペースを壁面などに有効活用し、通路を常にすっきりと保つことで、機能性を高めることができます。
さらに、壁や床に明るい色を取り入れたり、縦のラインを強調するデザインを施したり、鏡を効果的に配置したりすることで、視覚的に空間を広く、奥行きのある印象に変えることができます。
使い勝手とデザイン性の両面からアプローチすることで、訪れる人を心地よく迎え入れる、洗練された玄関空間を実現できるでしょう。

