MENU
メールアイコン
CONTACT
LINE

コラム

2026-01-16

地震に強い家の形とは?正方形や長方形が有利な理由と判断基準を解説

近年、各地で発生する地震は、私たちの暮らしに大きな影響を与えています。
こうした状況を受け、自宅の耐震性について関心を寄せる方が増えています。
建物の揺れへの強さは、構造だけでなく、その「形」にも大きく左右されることをご存知でしょうか。
今回は、建物の形状が地震の揺れにどのように影響し、どのような基準で耐震性の高い家を見極めれば良いのかを解説していきます。

地震に強い家の形とは?

正方形や長方形が強い

建物を上から見たときの形状が、正方形や長方形といったシンプルな四角形である家は、一般的に地震に強いとされています。
これらの形状は、6つの面(壁や床、天井など)が一体となって建物を支えるため、構造的に安定しやすく、地震による揺れや外力が分散されやすいのが特徴です。
特に、正方形に近いほど、力の分散がより均等になりやすいため、耐震性が高まります。
また、これらのシンプルな四角形を組み合わせたような形状も、同様に頑丈な家づくりに繋がります。

L字型やコの字型は弱い

一方で、L字型やコの字型、あるいは壁に凹凸が多いといった複雑な形状の家は、地震に対して比較的弱い傾向があります。
建物の角の部分や、内側に折れ曲がった箇所には、地震の際に力が集中しやすくなります。
この力の集中は、建物のひずみや損傷を引き起こす原因となり得ます。
また、縦長や横長のような細長い形状、2階部分が大きく飛び出したオーバーハング構造、1階部分にガレージを設けるなど壁が少ない場合も、建物のバランスが崩れ、地震の揺れに対する強度を低下させる可能性があります。

地震に強い家を判断する基準

シンプルな設計が地震に強い

地震に強い家かどうかを判断する上で、形状だけでなく設計のシンプルさも重要な要素となります。
平面形状がシンプルであることは、建物の荷重が均等に分散されやすく、地震の揺れにも強くなります。
特に、1階と2階の間取りが同じか、あるいは似たような配置になっていると、上下階で壁の位置が揃い、地震の揺れがスムーズに地面へと伝達されやすくなるため、建物の強度が高まります。
逆に、一体化された広大なLDKや、大きな開口部、吹き抜け、勾配天井などは、構造上の弱点になる可能性があるため、設計段階で十分な配慮が必要です。

耐震等級が高いほど地震に強い

建物の耐震性を客観的に示す指標として、「耐震等級」があります。
これは、建築基準法で定められた最低限の耐震性能(耐震等級1)から、より高いレベル(耐震等級2、耐震等級3)へと分類されます。
耐震等級3は、現行の建築基準法で定められた基準の1.5倍の耐震性を有する最高等級です。
このレベルの家は、大きな地震が発生しても倒壊や崩壊のリスクが大幅に低減され、建物へのダメージも少なく、地震後も住み続けることが期待できます。
災害時の避難拠点となる消防署や警察署などが、この耐震等級3で建てられることが多いことからも、その安全性の高さがうかがえます。

まとめ

地震に強い家づくりにおいては、建物の形状や間取り、構造などが複雑に影響し合います。
シンプルでバランスの取れた四角形の家や、上下階で間取りが揃った設計は、地震の揺れを効果的に分散させる上で有利です。
さらに、耐震等級を高く設定することは、万が一の災害時にも家族の安全を守るための重要な基準となります。
これらの点を踏まえ、ご自身のライフスタイルや予算に合った、安心できる住まい選びを心がけましょう。

OTHER BLOGS

最新記事