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コラム

2025-07-28

マイホーム設計のポイント・階段踊り場と本棚の配置術

階段の踊り場。
何となく想像はつくけれど、本当にどんなスペースで、どう活用できるのか、設計段階で具体的に考えるのは難しいですよね。
特に、本棚を設置したいと考えているなら、サイズや配置、安全性など、様々な点を考慮しなければなりません。
今回は、階段踊り場と本棚の理想的な配置プランニングについて、設計上の注意点や収納計画との整合性を含め、分かりやすくご紹介します。

階段踊り場の本棚配置設計

最適な本棚サイズと設置場所

踊り場の本棚は、まず踊り場のサイズと形状を正確に把握することが大切です。
奥行きが浅い踊り場なら、薄型の本棚を選ぶのが賢明です。
逆に、広めの踊り場なら、背の高い本棚や、飾り棚を組み合わせたデザインも可能です。
設置場所を選ぶ際は、階段の上り下りや、他の家具との配置バランスも考慮しましょう。
例えば、踊り場が狭く、本棚の扉を開閉するスペースが確保できない場合は、オープンタイプの棚が適しています。
また、本棚の素材や色も、周囲のインテリアとの調和を意識して選びましょう。

収納計画との整合性確保

踊り場の本棚は、単なる飾りではなく、実用的な収納の一部として機能すべきです。
そのため、既存の収納計画との整合性をしっかり確認することが重要です。
例えば、2階に寝室や書斎がある場合、それらの部屋と収納内容を共有できるよう、本棚のサイズや収納方法を計画しましょう。
また、本棚の収納量と、実際に収納する本の量を比較検討し、不足分を他の収納スペースで補うなどの工夫も必要です。
計画段階で収納量を見積もる際は、本のサイズだけでなく、将来的な増加分も考慮しましょう。

構造上の注意点と安全対策

踊り場への本棚設置は、建物の構造に影響を与える可能性があります。
特に、重量のある本棚を設置する場合は、事前に建築士や設計担当者と相談し、耐荷重を確認することが不可欠です。
また、本棚の設置によって、階段の上り下りの動線に支障が出ないよう、十分なスペースを確保しましょう。
さらに、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、落下防止策も重要です。
本棚を固定したり、手すりを設置したり、安全性を高める工夫をしましょう。

理想の読書空間とデザイン

開放感と採光を活かした設計

階段踊り場は、光を取り込みやすい場所です。
本棚の配置や素材を選ぶ際には、採光を最大限に活かす設計を心がけましょう。
例えば、ガラス扉付きの本棚や、明るい色の本棚を選ぶと、空間がより広く、明るく感じられます。
また、窓辺に本棚を配置すれば、自然光を浴びながら読書を楽しめます。
さらに、吹き抜けのある家なら、上からの光も取り込めるように工夫しましょう。

空間演出とインテリアの調和

踊り場の本棚は、単なる収納スペースとしてだけでなく、空間演出の重要な要素にもなります。
本棚のデザインや素材、色などを、周囲のインテリアと調和させることで、洗練された空間を演出できます。
例えば、モダンなインテリアには、シンプルなデザインの本棚を、ナチュラルなインテリアには、木製の温かみのある本棚を選ぶと良いでしょう。
また、本棚に観葉植物などを飾ることで、より居心地の良い空間を創り出せます。

くつろぎスペースの創出

踊り場に十分なスペースがあれば、本棚と併せて、くつろげるスペースを設けることも可能です。
小さな椅子やソファを配置したり、クッションを置いたりすることで、読書や休憩に最適な空間を創り出せます。
また、間接照明などを活用することで、よりリラックスできる雰囲気を演出できます。
さらに、季節感のあるインテリア雑貨を飾ることで、その季節ならではの心地よさを加えることも可能です。

まとめ

階段踊り場と本棚の理想的な配置プランニングは、踊り場のサイズや形状、収納計画、構造上の注意点、安全対策、そしてデザイン性を総合的に考慮する必要があります。
本棚のサイズや素材、配置場所、照明、そしてくつろぎスペースの有無など、様々な要素を検討することで、機能的で快適な読書空間を実現できます。
計画段階での綿密な検討と、専門家への相談が、理想のマイホームを建てる上で非常に重要です。

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