MENU
メールアイコン
CONTACT
LINE

コラム

2025-07-08

家づくりでZEHを理解する!定義と実現への道筋

近年、新築住宅の購入を検討する際に、省エネルギー性能の高い住宅が注目されています。
特に、環境への配慮と光熱費削減という両方のメリットから、ZEH(ゼッチ)と呼ばれる住宅への関心が高まっています。
しかし、ZEHとは一体どのような住宅なのか、その基準や種類について、疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
ZEHについて知りたい、家づくりを検討する上でZEHを理解しておきたいと考えている方は、ぜひこの記事をお読みください。
ZEHに関する重要な情報を分かりやすくご紹介します。

ZEHの定義とは何か

ZEHの概要と意味

ZEHとは、「Net Zero Energy House」の略で、日本語では「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」、つまり「実質ゼロエネルギー住宅」と呼ばれています。
年間の一次エネルギー消費量が、再生可能エネルギーの導入などによって実質的にゼロになることを目指した住宅です。

ZEHと従来住宅の違い

従来の住宅では、冷暖房や給湯、照明などに多くのエネルギーを消費していました。
一方、ZEHは、高断熱化や高効率設備の導入によってエネルギー消費量を大幅に削減します。
さらに、太陽光発電などの再生可能エネルギーを導入することで、消費エネルギーを賄うことを目指します。
つまり、ZEHは、省エネルギーと創エネルギーの両面から、エネルギー収支のバランスをとる住宅なのです。

ZEHの種類:ZEH+、Nearly ZEHなど

ZEHには、いくつかの種類があります。
ZEHは基本的な基準を満たした住宅ですが、ZEH+はさらに省エネルギー性能を高めた住宅です。
Nearly ZEHは、寒冷地など、再生可能エネルギーの導入が難しい地域を対象とした、緩和された基準の住宅です。
他にも、ZEH Orientedなど、様々な種類があります。
それぞれの基準については、後述します。

ZEHを実現するための基準

UA値の基準と重要性

ZEHを実現するためには、まず建物の断熱性能を高める必要があります。
その指標となるのがUA値(外皮平均熱貫流率)です。
UA値は、建物の外皮(壁、窓、屋根など)から熱がどれだけ逃げやすいかを示す数値で、数値が低いほど断熱性能が高いことを意味します。
ZEHでは、地域区分に応じてUA値の上限が定められており、寒冷地ほど厳しい基準が設けられています。

一次エネルギー消費量削減

ZEHでは、冷暖房、換気、給湯、照明などの設備で消費される一次エネルギー消費量を、基準値に対して20%以上削減する必要があります。
これは、高効率な設備機器の導入や、省エネルギー設計によって実現します。

再生可能エネルギー導入

ZEHでは、太陽光発電などの再生可能エネルギーを導入し、消費エネルギーの一部または全部を賄う必要があります。
太陽光発電は、ZEHにおいて最も一般的な再生可能エネルギー導入方法です。

実質ゼロエネルギー達成

ZEHの最終目標は、再生可能エネルギーの導入によって、年間の一次エネルギー消費量を実質的にゼロにすることです。
これは、省エネルギー対策と再生可能エネルギー導入の両方を効果的に行うことで実現します。

ZEH実現のための補助金

ZEHの建築・リフォームには、国や地方自治体から補助金が支給される場合があります。
補助金の額や対象となるZEHの種類は、自治体によって異なります。
詳細については、各地方自治体のウェブサイトなどを参照してください。

まとめ

今回は、ZEHの定義、実現のための基準、そしてZEHの種類について解説しました。
ZEHは、省エネルギーと創エネルギーの両面から取り組むことで、環境負荷の低減と光熱費削減を実現する住宅です。
ZEHの種類によって基準は異なりますが、いずれも高断熱化と高効率設備の導入が重要となります。
補助金制度も活用しながら、快適で環境に優しいZEH住宅を検討してみてはいかがでしょうか。
ZEHに関する情報は、日々更新されていますので、最新の情報も確認するようにしましょう。
ZEHは、これからの住宅のスタンダードとなる可能性を秘めていると言えるでしょう。

OTHER BLOGS

最新記事